262日目・いくつになってもきれいでいること、そして高齢者の髪型について

2016年8月7日

きのう大阪から戻ったら、祖母の妹(おばさんと呼んでいる)が名古屋から実家に来ていた。

もういい歳なんだけど、ときどき「実家」に来て、祖母の面倒をみてくれたりしている。

 

そのおばさんの一声で、祖母を美容院に連れて行って白髪染めとパーマをかけてもらうことになった。

 

美容院まで、二人を乗せて朝イチで出発。

昔祖母が行きつけにしていた美容院へ行くことになった。

 

4年ぶりくらいに行ったらしいその美容院。

私も何度か会って知っている美容師の先生は、昔の印象と全然変わらなかった。

もう76才らしいから、ずっと現役でいることの効果は計り知れない。

 

祖母は認知症だけど、なんとなく昔の美容院にいてうれしそうに見えた。

昔はおしゃれ好きだった祖母。

おばあちゃんになって、自分のことも自分でできなくなったけど、やっぱりきれいになることはうれしいのかな。

もちろんそれをやるためには、周りの人が余裕がなくちゃできないことも、いまはよくわかる。

 

髪を染めて、パーマをかけて、結局2時間半。

料金は16、000円。

それができるだけの余裕が、いまの私にはある。おばあちゃん孝行ができてよかった。

 

家に帰ると、母が一言。

このパーマ、明日になったらぐちゃぐちゃだに。

 

日をまたぐことなく、疲れて横になって起きてきた祖母の髪は、

もうすでに乱れてくるくるになっていた。

 

高齢者のおしゃれは、一筋縄ではいかない。